2024年1月10日水曜日

捕獲したイノシシをお肉にしました!

 一昨日、箱罠に入ったイノシシの続編です。

昨日の朝に捕獲に現地入りしたところ、やはり3頭捕まっていました。

山の神様に感謝!

頂いた命は無駄にせず、美味しくいただきます。


同行頂いた先輩に猟銃で仕留めていただきまして、作業場まで運びました。
1頭40kgくらいの重さがありましたので、たった数十メートル運ぶのも一苦労。
腰が痛くなりました。

3頭分ですので、解体にかなりの時間がかかりましたが、無事お肉にすることができました。
作業開始時には、まさに死体なのであり食欲など掻き立てられないのですが15分も作業すればお肉に見えてきます。
30分間も経てば、もう完全に食べ物。
自分の中で作業中に急激に死体から食べ物に認識が変わっていくのは何回やっても不思議な感覚です。

解体が終わった後、作業したメンバーでお肉を分けるのは楽しいひと時です。
かなりの肉の量ですので、持参したクーラーボックスに入りきらないくらいの分け前がありました。ざっと20kgくらいか。。


作業速度優先のため、リブにロースがついた感じで切り分けられていました。
リブから大きめの可食部を剥がしたところ。
背ロースとカルビが混ざっています。


こちら、モモ肉。
プリップリでおいしそうです。

自分はどの部位もステーキにして食べることが多いです。
そのうちレシピなどご紹介したいと思います。

上の2枚の写真はほんの一部でして、不要な部分をそぎ落としても15kgくらいはありそうなお肉の山。
自分専用のジビエ用冷凍庫でしばし保管。



今日はここまで。
今度、調理についてご紹介します。



2024年1月8日月曜日

イノシシ捕獲を捕獲しました!

私、2022年に狩猟免許を取得しまして、関東近県で先輩方に教えを頂きながら罠猟をやらせて頂いております。
罠には2種類ありまして、一つはくくり罠、もう一つは箱罠ですね。


上の写真は箱罠になります。
箱内の糸に体が引っ掛かると扉が閉まる仕組みです。
餌には、米ぬかを使っておりまして、精米所の裏側等で頂くことができます。


そして、こんな監視カメラで箱罠を常時監視しています。
赤外線センサーと通信機能がついておりまして、獣がセンサーの検知範囲にはいってくると動画がメールで送られてくるようになっています。
これ、HykeCamといやつで結構お高いのですが、本当に優れものです。
外付けのバッテリーを使うと半年くらい電池切れせんし。。
最近は個人に売ってくれないようです。


付近にはイノシシの糞が落ちています。
近くにお住まいの農家様もひどい獣害でお困りのようです。


最近、イノシシが凄く増えているようなのですね。
一昨日に箱罠をセットしたばかりなのですが、先ほどイノシシが捕まった映像が監視カメラから送られてきました。


なんと、3頭も入っているようです!
一度に複数頭が入ったのは初めてです。
明日の朝、先輩方と待ち合わせて処理に行こうと思います。

2024年1月5日金曜日

ゲンゴロウ池をお借りました!

昨年10月のこと、都内から新幹線で行く距離にはなるのですが、ゲンゴロウの生息地に池をお借りすることができました。

ここはお父さん(地主様)の鯉池。
この度、お父さんのご厚意でこの池をゲンゴロウ観察用にお借りできることになりました。
ゲンゴロウの生息地にありますので、捕食者の鯉がいなくなって水草が生えてくればゲンゴロウが棲みついてくれるはずです。


池はオーバフローになっておりまして、山から湧き水がチョロチョロと流れ込み、一定の水位が保たれるようになっています。
鯉を捕獲するために、お父さんがオーバーフローの塩ビパイプを引き抜きます。


土手の下にある排水口から勢いよく泥水が流れ出します。


お父さんが鯉を捕獲、搬出します。


水が抜けてくると、何とゲンゴロウが姿を現しました。
鯉と共存できるとは驚きです。
この池には水草が無く、繁殖することは不可能ですので、他の場所から飛んできて棲みついたのでしょうね。
成虫は鯉と共存できるのだということは新たな発見です。



狭い池なのにかなりたくさんのゲンゴロウがいます。
きっと、鯉の餌を目当てに居ついてしまったのでしょうね。
お父さんが与えていた鯉の餌は高級品なのだそうです。


秋なのに交尾!?


30分間くらいで、ゴソゴソ捕れました。
まだまだたくさんいるようです。


池の水がかなり抜けました。


ゲンゴロウ池の近所には、ミクリが沢山生えた池があります。


水中カメラの映像です。オオガムシが見えました。
ここは、日陰にあり活性が低いせいかゲンゴロウはいませんでした。


ミクリ池で採取したミクリをゲンゴロウ池に移植します。


オモダカを採取しに来ました。


そこで見つけたのはマルガタゲンゴロウ。
あまり生態に詳しくないのでリリースします。


採取したオモダカをゲンゴロウ池に植えます。
ここで、時間切れ。
新幹線の発車時刻が迫ってきたため、捕まえたゲンゴロウは全てゲンゴロウ池に戻して急いで撤収します。


こちらはトレイルカメラの画像。
10日程で満水になりました。水が透き通っています。

どんな池になっていくのかこれからが楽しみです。

動画も作成しましたので、是非ご覧ください。

お借りした休耕田に水を張っていただきました

ゲンゴロウの生息地にお借りした休耕田に地主様が水を張ってくださいました。 取水口から少しずつ水が入っているようで、じわじわと溜まってきたところです。 カエルの声が聞こえてのどかな雰囲気。 畔には草が生え始めていてここからかなりの勢いで成長しそうです。 この休耕田は中山間地域...