2012年8月2日木曜日

アオミドロ対策の最終兵器?



うちのビオトープにアオミドロが大量発生し、処理が大変になってきました。



毎週手で回収してはビニールに入れてゴミ箱に捨てているのですが、水草に絡まっているやつはなかなか取るのに苦労します。

あと、微妙にメダカの卵なんかも気づかずに一緒に捨てちゃっているような気がします。。



さすがに面倒なので、アオミドロを食べてくれる便利な生き物を探しました。



ミナミヌマエビは既に入っているのですが、いかんせんパワー不足で追いつきません。



金魚はアオミドロが大好物ですが、水草やミナミヌマエビやメダカも食べてしまうのでビオトープには使えません。



というわけでなかなか条件が難しいのですが、いけそうなやつが見つかりました。



「ガムシ」です。



一見、ゲンゴロウのようなルックスをしていますが、実は遠縁だそうで、食べるものも泳ぎ方も全く異なっています。



ゲンゴロウはオールのような後ろ足で水を切るようにスイスイ泳ぐのに対し、ガムシは水中をセコセコ歩いているような感じで、スマートには見えません。



が、コイツはアオミドロが大好物なようです。

なになに?水草も食べる?



ま、とりあえずアオミドロをいっぱい食べてくれれば水草が多少かじられるくらいは大目に見ましょう!



というわけで、早速5匹投入。







期待通り、アオミドロをむしゃむしゃ食べてます。水草も。。



2日後くらいにビオトープを見ると、なにやらカマキリの卵塊のようなスポンジ状の物体がヒメスイレンの葉の裏にあることに気づきました。







調べてみると、これはガムシの卵だそうです。

かなりの急展開!



ガムシはあくまでアオミドロの掃除屋でしかなく、あまり真剣に飼うつもりはないのですが。。



で、結局効果があったのかというところですが、アオミドロ除去という点においては絶大な効果がありましたが、アオミドロが無くなると柔らかいものから順に水草を食べ始めますので困ったことになります。



結構な大食漢で、水草もなくなると勝手に飛んでいなくなってしまいました。

アオミドロが無くなったタイミングで速やかにガムシも除去する必要がありそうです。



あと、今回使ったのはオオガムシという種類でかなりデカく、アオミドロも水草もあっという間になくなってしまいました。数も多すぎましたね。。

世の中にはコガムシとかヒメガムシなどという、もっと小さい種類もいるようなので、そちらの方が試してみる価値がありそうです。


お借りした休耕田に水を張っていただきました

ゲンゴロウの生息地にお借りした休耕田に地主様が水を張ってくださいました。 取水口から少しずつ水が入っているようで、じわじわと溜まってきたところです。 カエルの声が聞こえてのどかな雰囲気。 畔には草が生え始めていてここからかなりの勢いで成長しそうです。 この休耕田は中山間地域...