2024年2月4日日曜日

ゲンゴロウ池冬の様子

 10月にゲンゴロウ池をお借りして以来、3カ月ぶりに様子を見に行ってきました。

池はガッチガチに凍っておりました。


こんな氷の下でゲンゴロウが冬眠しているのでしょうか。
長期間にわたり呼吸ができない可能性がありますが、大丈夫なのでしょうか?

池にはお父さん(地主様)が入れてくださった発泡スチロールの箱があります。
きっとゲンゴロウはこの下に違いありません。


発泡スチロールを陸揚げして下を探しましたが、ゲンゴロウの姿はありませんでした。
水中カメラで池の底を撮影してみることに。


結構長いこと撮影を試みましたが、ゲンゴロウは水中カメラに映りませんでした。
落ち葉の下にいるのか??

最後の手段は、氷を割ってのガサガサです。
棒で叩いて氷を割ります。

厚さ3cmくらいありまして、重たい棒じゃないと割れません。
かといって80Kgの重さには耐えられないようでして、私が乗って歩けるほどの強度はございません。

氷が割れたらタモ網で掬い出します。
結構重いです。
網が破れないように気を遣いながらの作業になります。



さて、ガサガサ開始です。


最初に出会ったのは、ミズカマキリ。


そして、マツモムシ。
寄り過ぎてピントが合いませんでした。


オオコオイムシ


クロゲンゴロウとアカガエル。
同時にキャッチしました。
アカガエルも氷の下で冬眠するんですね。
カエルの場合は皮膚呼吸もありますので、氷の下に閉ざされても水面に出れなくなっても困らないのでしょうね。


ホトケドジョウ。
10月に別の池で捕獲してこの池に放ったものが捕まったのだと思います。
なんせ、ここは元鯉池ですので小魚類は全て捕食されてしまって棲息しておりません。


ムラサキトビケラの幼虫。
水中ミノムシのような印象です。
よく見ると水底にたくさんいます。寒くても結構活発に動くみたいです。


2日間トータルで3時間くらいはガサガサしたのですが、遂にホンゲンゴロウを見つけることはできませんでした。
10月にはあんなにたくさんいたのに。。

池の最も深くて絶対に凍らない場所で集団越冬しているのか、あるいは10月に鯉の餌がもらえなくなった時点で飛び去ってしまったのかいずれかだと思います。

飼育下ではお腹が減ってもそんなにすぐに飛んで逃げるような印象は無いのですが、野外ですぐに飛び去ったのだとしたら、思った以上にフットワークの軽い昆虫だということですね。

春になったらまた行って探索してみようと思います。

動画も作成しましたので是非ご覧ください。

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