2020年6月27日土曜日

手賀沼にオモダカを取りに行きました。

先週のことになりますが、手賀沼にオモダカを探しに行きました。

 梅雨とは言え、都内は雨が降っていないのに、なぜか千葉県北西部上空にだけ暑い雲が次々と湧くへんな天気でしたが、雨の切れ間に探索しました。

手賀沼は期待を裏切りませんねー。
探し始めて30分くらいで畔の田んぼの中に矢じりのような葉っぱを発見。
ありました!オモダカです。

 
オモダカは水上に茎や葉が出るタイプの水草で、地中にある球根で殖えるので退治が難しい雑草として農家から嫌われる存在ですが、葉っぱの形がカッコよくて、詫び錆びのある容姿ですので観賞用としては個人的に大好きな植物です。

結構強い光が大好きなようで、日当たりが悪い我が家のベランダではまだ繁殖に成功していませんが、去年トライした時は夜間植物用のLEDライトを当てたところ長期間にわたりキープできたので、今年はもう少し工夫して繁殖を成功させたいと思っています。

用水路のようなところでカボンバも発見しました。
カボンバって昔は金魚藻などと呼ばれていて在来種の水草かと思っていたのですが、実は南米原産の帰化植物だったんですね。


オモダカは持ち帰ってペットボトルで作った鉢に植えました。
田んぼで採集したものですので、残留農薬があるかもしれません。
最終的にはビオトープ水槽に植えたいのですが、ビオトープ水槽にはタガメが住んでいますので農薬が入り込む事態は絶対に避けなければいけないんですね。
7月いっぱいくらいはこのままキープしようと思います。


2020年6月6日土曜日

タガメが産卵&交尾しました。ゲンゴロウ初齢幼虫も脱皮。





去年生まれたタガメ達がすっかり成熟しまして、メスのお腹が卵でパンパンだったんですよ。

そろそろ産卵させないとまずいなと思ってはいたのですが、近親交配を続けると遺伝子が劣化していきますので、結婚相手を募集していたのですがなかなか見つからないので諦めまして、今年は兄弟姉妹同士の交配をすることにしました。



先日水槽に木の棒を立てたところ一気に産卵が始まりまして、卵塊の上に重ねて卵塊が産みつけられ地層のような状況になってしまいました。



ちょうど昨日産み付けられた卵塊の少し下で産卵しているメスをみつけましたので動画に収めました。









メスが白い泡をだしていますよね。この中に卵が入っているんです。

少し待っているとオスが登ってくるんですが、このオスは上に産み付けられている卵塊のパパさんらしく、メスを乗り越えて卵塊に水分を補給します。



水分補給後はそのまま水に戻るのかと思っていたら、なんと帰り際に産卵中の雌と交尾したんです。

なんとまあ、要領の良いパパさんでしょうか。まさにデキル男ですよね。

少し長い動画になってしまいましたが、水面と卵塊の間を3往復します。



タガメは10匹くらい居ますので、これからも大量の卵が産まれそうです。

餌代がかなりかかるので、全部育てられるか分かりませんが頑張りたいと思います。



続けての話題ですが、ゲンゴロウの初齢幼虫が次々と脱皮して二齢幼虫になっています。

ゲンゴロウの幼虫は短時間であっさりと脱皮してしまうため、その瞬間に居合わせるのは難しいのですが、先日脱皮中の幼虫を目撃しまして、動画に収めることが出来ました。







ゲンゴロウの幼虫って、こんなふうにプカッと浮かびながら脱皮するんですね。

知りませんでした。

さらに、途中まではじわじわ脱ぐけど最後は一気にピョコっと脱出するするんですね。

延べ数年間にわたってゲンゴロウの繁殖をしていますが初めて見るシーンで新鮮でした。



ゲンゴロウの幼虫も既に6匹生まれていますので引き続き頑張ろうと思います。

お借りした休耕田に水を張っていただきました

ゲンゴロウの生息地にお借りした休耕田に地主様が水を張ってくださいました。 取水口から少しずつ水が入っているようで、じわじわと溜まってきたところです。 カエルの声が聞こえてのどかな雰囲気。 畔には草が生え始めていてここからかなりの勢いで成長しそうです。 この休耕田は中山間地域...