2021年4月19日月曜日

水元公園散策結果(2021/4/20)

 今月も水元公園を散策して生物の写真を撮ってきました。

今回はすごいのがいたんですよ。

こいつ、なんだと思います?


ヌートリアと思った方、かなりいい線いってますが、惜しい!
こいつはマスクラットという生き物です。
大きさはモルモットよりも少し大きいくらいですかね。
水路の中に葦の枯れ枝が重なって浮島のようになっているような箇所があるのですが、そこに巣を作っているようでした。
葦の新芽をかじって食べています。
それにしても、歯が黄色いですね~。思いっきりアパガードで磨いてやりたくなります。。

Wikipediaによりますと、マスクラットはかつて毛皮をとるために北米から移入されたようですが戦後に放逐され水元公園などに定着したそうです。
巣穴を掘って堤防を決壊させたり植物を食い荒らしたりするので2006年に特定外来生物に指定されたとのことで、指名手配中のお尋ね者なんですね。

仲良くつがいで出没。

人を恐れません。というか人が気づきません。。

白昼堂々の出没ということで驚きましたが写真が撮れてよかったです。

◆カワセミ
写りが良くないですが確かに写っています!
結構警戒心が強くてなかなか写真を撮らせてくれないのですが初めてカメラに収めることができました。
カワセミの雄と雌は嘴の色で見分けるようですね。
嘴が真っ黒なのが雄で、赤いのが雌とのこと。
こいつは嘴が真っ黒に見えますのできっと雄なのでしょう。


◆ヒドリガモ
マガモなどの冬鳥が北方に飛び立った後もまだ居残っているようです。
あれ?おまえらも冬鳥だよな?まだ行かなくていいんかい!



◆オオバン
こいつは留鳥なのですね。。
ゼットンみたいな顔してるな、と思うのは私だけ?

◆カワウ
杭の上に登ってどや顔です。

◆アオサギ
バッサバッサと豪快に飛び立ちました。
よくもまあ、こんなにデカいものが飛べるものです。。
◆ダイサギ
少し小ぶりのダイサギでした。
冬鳥も夏鳥もいるとのことなので、これから季節がかわるにつれてどんな変化があるか注視したいと思います。
夏になると嘴が黒になるのだとか。。

◆ニホンカナヘビ

◆アカミミガメ

◆ウシガエルのオタマジャクシ
デカいし大量にいるので気持ち悪いです。
特定外来生物ですので極力大人になる前に駆除したいものです。


◆コフキトンボ
4月になるともうトンボが出現するのですね。
見かけたのはコフキトンボです。
シオカラトンボと似ているのですが、尾の太さで区別できるそうです。
キュッとくびれたように尾の真ん中あたりが細くなるのがシオカラトンボでノッペりとしていてあまり細くないのがコフキトンボ。




◆ナナホシテントウ
そこらじゅうにたくさんいました。

◆ベニシジミ
いかにも「おニュー」な感じのもっと色鮮やかな個体も見かけましたが、こいつは羽がボロボロで色あせています。
この種は幼虫で越冬して春に羽化するんですね。
なので成虫越冬した結果としてこうなったわけではなく早めに羽化した個体なのでしょう。


◆チュウレンジハバチ
羽が黒くボディがオレンジ色の葉バチです。
バラの葉っぱにつく害虫とのこと。

◆キリウジガガンボ
幼虫がイネやムギの根を食べるとのことで、こいつも害虫なんですね。。
害虫ばっか。


◆ホソヒラタアブ
と思ったら益虫もいました。。
幼虫がアブラムシを食べたり成虫が花粉を運んだりするので園芸家からは益虫とみなされていているとのことです。
蜂っぽいルックスですが、刺したりしないとのこと。


今回は以上です。また来月も行きたいです。

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