2020年8月29日土曜日

今年のタガメ

 今年は主にゲンゴロウの繁殖にスペースと労力を使ってしまいまして、タガメの繁殖はかなりおろそかになってしまいました。

世話を怠るとやっぱり成虫になる率が下がってしまいます。結局今年成虫になったのはたったの3匹でした。

結果は残念な感じだったんですけどね、ともあれ今年は初めて幼虫の孵化を動画に撮影することができましたのでご覧ください。






成虫になったタガメ達です。













今年の失敗はスペースの関係で幼虫を成虫と同じ水槽で育てざるを得なかったので、餌金魚と同居してしまったことです。金魚は結構悪食ですので、タガメの幼虫がかなり金魚に喰われてしまったんですよね。
あと、幼虫の餌用に大量のメダカを購入したのですがほとんど金魚や成虫に喰われてしまい幼虫に行き渡たらず餓死なんてことも。。
成虫はメダカなんぞ小物は喰わないと思っていたのですけどね、小腹がすいた時のおやつにちょうどいいんでしょうかね。。金魚も結構たくさんメダカを喰うんです。
また、4齢幼虫は7匹程いたのですが脱皮の際に数匹がゲンゴロウに喰われてしまいました。
狭いベランダのスペースですので、タガメの幼虫用に専用スペースが取れません。
タガメは4齢幼虫くらいまではゲンゴロウと相性が良いことがわかり同居させていたんですが、4齢より後は同居NGなんですね。分離するタイミングが遅くなりまして、脱皮して5齢幼虫になるタイミングでむしゃむしゃとやられてしまいました。
そんなこんなで、数百は生まれたであろう初齢幼虫が最終的にはたった3匹ですよ。。とほほです。
今年の反省を活かして来年はタガメにも力を入れたいです。
あと、累代飼育が進みそろそろ近親相姦が問題になってくるものと思われますので他のブリーダーの方と交換したりワイルド物を捕獲したりなど対策を練る必要があります。

タガメは来年に向けて考えなきゃいけないことが多いです。

あと、今年はタガメが売買禁止になるというニュースがありました。
下記は読売新聞からの引用となります。

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」というのが根拠法になっておりまして、その法律に基づき「特定第2種国内希少野生動植物」に指定されたんですね。
詳細は環境省のホームページから確認することができます。


私の場合元々販売目的で飼育しているわけではありませんので特に問題ありませんし、販売目的で乱獲するヤカラがいたとのことですので好意的にとらえております。

ただ、繁殖する時に血の入れ替えをしないと遺伝子が劣化してしまいますので、定期的に外部から新しい個体を導入してくる必要があります。
購入が出来なくなるとお手軽にそれが出来なくなりますので少し困ったところです。
同じ悩みを抱えている方はいるはずなので、誰か交換してくださる方を早く見つけたいものです。
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