2019年7月28日日曜日

ホンゲンじゃない!?



先日採集してきたゲンゴロウの幼虫ですが、与えたコオロギに興味を示さなくなり、上陸の予兆が見え始めました。

体長5.5cmということで、ホンゲンにしては小さいサイズですので、前の投稿で力いっぱいホンゲンをゲットした旨書いたのですが、きっとホンゲンではないのでしょう。



ちょっと残念ですが、それはそれで何が出てくるのか楽しみでもあります。



体長5cmを超えるというのはホンゲンにしては小さいものの、成虫になっても2.5cmくらいはありそうです。

思いつく種類としてはクロゲンゴロウかコガタノゲンゴロウなどでしょうか。



フィールドワーク初心者の自分とって、この仕分けは余りに難題です。

で、買ってみたのが文一総合出版の「ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック」です。

この本、幼虫の写真が豊富でとても勉強になりました。




文一総合出版より引用







この本によると、クロゲンゴロウの幼虫は頭が長方形で角ばっており、コガタノゲンゴロウは台形とのこと。







本に掲載されいている写真とうちの幼虫を見比べるに、どうもコガタノゲンゴロウに頭の形が近いようです。

採集地は生息域に含まれていますので、もしかしたらそれで決まりかもしれません。



最初の1匹は自分のリードがまずく、☆にしてしまったのですが、2匹目が無事上陸を果たしました。



ここから20日あまり、ワクワクしながら成虫の掘り出しタイミングを待ちたいと思います。

2019年7月25日木曜日

ホンゲンゴロウの幼虫を採集しました(実はクロゲンでした。後日談)



最近、タガメのネタばかりになっていますが、自分としてはブログのタイトルの通り、金魚とゲンゴロウがメインなんです。



うちには6匹のゲンゴロウがいまして、出身等は以下の通りです。



・静岡県産と思しきオス・メス → タガメ.netで購入して自家繁殖

・青森県産と思しきオス・メス → アクアフィールドで購入

・産地不明なオス・メス → ヤフオクで購入



ところが、残念なことにみんな不能なんです。

6匹一緒に数か月飼っていますが、全く交尾する気配がありません。



いずれも購入品ですので、近親交配が進んでしまって繁殖能力を失っているのだと思います。



やむなく、ワイルド物を採集しに行くことにしました。

新幹線代、レンタカー代、宿泊代、おまけにJAF代がかかってしまい、凄い出費をしつつ土日の2日間探し回ったのですが、成虫はみつかりませんでした。

が、3齢幼虫2匹と2齢幼虫1匹を捕まえることが出来ました。

最低限の目的は達せられたので初回としては及第点としましょう。
この時期はまだ新成虫は出ていないのでしょうね。



ワイルド物を持ち帰るのは自然保護の観点から気が引けますが、「必ず3倍に増やして戻すからね」と心に誓って連れて帰ってきました。









結構大きいので、ホンゲンゴロウに間違いないでしょう。餌のコオロギを勢いよく召し上がっておられます。








コオロギを与えるときはプラスチックのカップを被せて浮かべておくと、元気のよいコオロギでも逃げることが出来ず、放っておいてもやがて御用となってくれます。



今回の採集地については記載しませんが、結構環境が良くて他にもいろいろな生き物を見つけられたので楽しかったです。うちの6歳児も大喜びでした。

ホンゲンの幼虫以外に捕れた生き物は以下の通りです。



・トノサマガエルとオタマジャクシ

・ドジョウ

・アカハライモリ

・ミズカマキリ

・マツモムシ

・コオイムシ

・ヒメゲンゴロウ

・ガムシ









特に、実際に背中に卵を背負っているコオイムシを見たのは初めてで、感動しました。

ホンゲンの幼虫以外は全てリリースしてきました。



ホンゲンの幼虫も、近くにいたもの同士ですから兄弟かもしれません。

近親交配は避けたいですので、成虫になったら何匹か戻して、別の場所から何匹か持ち帰りたいです。



ところで、話は変わりますが我が家のタガメは数を減らしながらも結構育ってきており、早くも5齢幼虫になりました。

脱皮のシーンを撮ることができましたので、是非ご覧ください。







結構共食いなどで結構数を減らしたのですが、まだ5齢幼虫が20匹ほどいます。

全部成虫になったらえらいことになりそうです。

(近くのペットショップに相談してエサ金魚と交換してもらいたいです。。)


2019年7月14日日曜日

タガメ早くも3齢幼虫に!



このまえ生まれたばっかりだと思っていたタガメですが、アッとゆう間に成長し、早くも3齢幼虫になりました。







1齢幼虫の時は50匹以上いたのですが、初回の脱皮を迎える前になぜか大量死してしまい、残りは20~30匹くらいになっています。


大量死する直前に、ちょっと餌が少なくなったんですよね。そのせいかもしれません。








3齢幼虫になると結構共食いも増えます。先ほども1匹やられていました。



ここからが難しいフェーズで、経験が必要な判断に迫られます。共食いを恐れて狭い入れ物で個別に飼うと、共食いは防げるものの水面に油膜が張りやすく、油膜が張るとタガメの幼虫は窒息死してしまうんです。それはそれで大量死の原因になります。



経験として分かってはいるものの、狭いベランダではやれることに限界があるんですよね。

多少の共食いを我慢しつつ、広いケースで多頭飼いするのが次善策となります。



話は変わりますが、今年の親タガメは優秀で、次から次へと産卵してくれます。

この写真を見てください。↓何が起こっているか分かりますか?











1週間ほど前に産卵された卵の上に、昨日新たに産卵されたのです。杭の中ほどにある小降りの黒っぽい卵が古いもので、向って右側の少し大きめの卵が新しいものです。




それにしても凄いですね。1回目の産卵よりも数は少なくなっていますが全部孵化したらえらいことになりそうです。





また、フェーズが進んだら投稿します。





引き続き、タガメの幼虫を交換してくださる方を募集しています。




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お借りした休耕田に水を張っていただきました

ゲンゴロウの生息地にお借りした休耕田に地主様が水を張ってくださいました。 取水口から少しずつ水が入っているようで、じわじわと溜まってきたところです。 カエルの声が聞こえてのどかな雰囲気。 畔には草が生え始めていてここからかなりの勢いで成長しそうです。 この休耕田は中山間地域...